3月一般公開終了、明治の別邸清閑亭
明治以降の小田原は、多くの政財界人や文人が別邸を構えた土地として知られています。
「小田原邸園交流館 清閑亭」もその一つで、明治39年に建てられました。
晴れた日は母屋から真鶴半島、大島などを一望でき、
2階に吹き込む風は心が洗われる気分です。
建物は格式張らない数寄屋風の造り、網代組天井や、板絵襖も特徴の一つです。
平成17年には母屋が登録有形文化財として登録され、平成19年には敷地と建物を小田原市が取得、
平成22年から一般公開され、多くの市民や観光客に親しまれるスポットになりました。
2階の小窓で切り取られた相模湾はぜひ味わっていただきたい光景。
この素敵な清閑亭ですが、
令和4年3月31日(今月末)に一般公開が終了します。
この後清閑亭は「別邸料理」をテーマにした飲食店になります。
3月27日までは小田原・箱根で活動する木工作家集団「いぶき会」さんの「いぶき展」も行われ、
面白い雑貨が発見できるかも?
現状の清閑亭を見ることのできる最後のチャンス、
ぜひ足を運んで見てくださいね。
所在地: 〒250-0013 神奈川県小田原市南町1丁目5−73
営業時間:10:00~16:00
電話番号:0465-22-2834